2017年


2017年12月

 今回は視覚障害者とのお付き合いについてです。

私は縁あって視覚障害者の方達のためのペアダンスレッスンを担当させて頂いております。現在、毎週2ヶ所で開講しており、そのうちひとつは開講して12年になります。視覚障害者の方達と一緒にいると、健常者の方達からでは学べないところが沢山あります。人間として大切な事を色々と気づかせてくれます。

つい何日か前の外出中、私は急に左目が痛み始め、目が開かなくなってしまいした。右目だけ開けようとしても、左目が余りにも痛く開けないのです。 渋谷スタジオに行くために痛みを我慢しながら右手で右目のまぶたを一寸だけ開かせ、何処に行くか確認しながら何とかスタジオに辿り着きました。それからも両目を閉じている分には余り痛みは感じませんが、ちょっとでも目を開けようとすると激痛が走りました。風邪で声が出なくても、体が余り動けない時でも、何とかレッスンはやって来ましたが、さすがに目が見えないと生徒さんの動きがわからないので、その日のレッスンはキャンセルしました。

目が見えないという状況でのあらゆる行動がいかに難しいか、その時実感しました。それからスタッフの腕を借りてタクシー乗り場まで誘導して貰いました。この時、私を誘導してくれたスタッフは、視覚障害者の誘導の仕方について「なるほど」と言って自分で頷いていました。

蒲田の視覚障害者クラスの後に、いつもある生徒さんを電車に乗る所まで送って行きます。視覚障害者の人を誘導する時、肩か肘に捕まって頂いて一緒に歩きます。相手の方は自然と斜め後ろにいる事になります。皆さんも1度試されたら、相手の手を引いて行くのと、捕まって貰って一緒に歩くの違いがよくわかるかと思います。又、視覚障害者の方達に電車やバスの中などで席を譲ってあげるという行為は親切な様ですが、視覚障害者の方にとっては立ち上がってどっちへ行ったらいいのかわからなくなるので、ドア近くの手すりの方に誘導してあげるのをお薦めします。

そしてもし視覚障害者の方を見かけて何かサポートが必要だと思われたら、出来るだけ「お手伝いしましょうか」などと声をかけてみて下さい。でも実際のところ、誰でも人の世話には出来るだけなりたくないものです。視覚障害者の方達は何時も誰かの協力が必要です。だから健常者の方達よりももっと他人からの協力は出来るだ無しで自分でやっていきたいと思ってると思いますし、私自身その様に視覚障害者の方達から聞きました。だから、声をかけた時、断られても「せっかく親切にしてあげたのに」などと思わないで、「今はこの人は協力が必要なく自分でできるんだ、良かった」と相手の立場に立って考えてみて下さい。障害者の方は数多くいらっしゃいますが、ダンスをしてる人は、私を含め凄くラッキーだと思いますし、その事だけでも感謝です。

来るだけお互いに協力し合って毎日、平和で楽しくやっていきましょう。

 

2017年11月

 回は「勇気」についてです。

 先日、私が毎朝電車に乗る駅が停電になり、地下鉄が動いていませんでした。そこで、直ぐに私はバス停の列に加わりました。雨が降り、肌寒い朝でしたが、身に付けていたものは、ワイシャツと下着、そして素足に下駄という姿。小さな折りたみ傘はさしていましたが、体が段々冷えていくのを感じながら、バスを待ち続けていました。

 バスが来る方向をずっと見ていると、並んでいる列の中、私から4人くらい後ろの女性が傘を持たずに濡れながら寒そうに待っていました。そのバスを待っていた列はかなり長く、傘を買いに行ったりすると、又、列の初めから並ぶことになっていたでしょう。そうするのを避けるためか、ずっと濡れたまま立っている人を、私はチラチラ見て、傘をさしてあげようかと ずっと思っていました。

 しばらしくて、ようやく勇気を出してその人に歩み寄って「宜しければどうぞ」と小さな傘の中に私と一緒に入って貰いました。傘が小さいので、私の体の3分の1は傘からはみ出ていました。会話も無いまま5分程経って、その人は、「電車がまた動き始めるようなので駅に行きます、ありがとうございました」と言って駅に向かって行きました。

 短い間に傘をさしてさし上げただけのことですが、ひょっとすると、その人にとっては迷惑だったかもしれません(自分が良かれと思ってやった行為は、相手に取って迷惑だったということは皆さんも経験あると思います)。この時、私自身としては相手の人が去って行った後は、短い時間でもとにかく自分がやりたかった事ができた満足感がありました。又もっと早く行動していれば、その人はそれ程濡れなかったのではでないかと、自分の勇気の無さも同時に感じました。そして、もし傘をさしてさしあげるという行動をやっていなかったら、後でどれだけ後悔しただろう、とも。

 心の中でいいことだと信じていても行動に移せない、好きな事をやりたいけど周りの目やしがらみがあってできない、そして、後になり死ぬ前に後悔したという話はよく聞きます。

 これをダンスで例えるなら、先ずダンスを習いたかったら実際にスタジオ行く、皆の前で踊りたいのであれば、先生にデモをしたいと言う。皆さんにも、人の目などは気にせず、勇気を出して、自分がやりたいと思う気持ちを大切に行動して頂きたいと思います。又、やりたい事を躊躇してる人がいたら、是非、背中をちょっと押してあげてください

 

2017年10月

今回は感謝についてです。最近、渋谷プライベートスタジオのあるクラスの生徒さんとお話していた時のことです。以前JSDCに通われていた生徒さんが何年もの間、海外生活をされて日本に帰国され、先日久し振りにクラスに来られました。渋谷プライベートスタジオ(2007年設立)ができる前に、違う場所でJSDCのクラスを受けられていました。「通い始めたのはもう123年位になるでしょうか」と。それを聞いた時、よく12年もJSDCと付き合って下さいましたと、私は感謝の気持ちで一杯になりました。私は22年間いたニューヨークから2003年に東京に拠点を移しました。今年で14年目です。始めた当初から続いて来て頂いてる生徒さんも何人かいらっしゃいます。本当に有難い事です。健康、家族、仕事などの関係でダンスを続けれなくなった人も大勢いらっしゃいます。私を含めJSDCで皆さんと共にダンスをこれまでやってこれた事に感謝です。多くの人が感じるように、私も人の為に役立てたと感じる時に大きな喜びを感じます。私の場合、ダンスを始めて37年、殆ど毎日ダンスを中心に過ごして来ましたので、やはりダンスを通して、できるだけ多くの人を幸せにしたいと常に思っています。まずダンスで健康になって、生活の身体の身動きが以前より楽になって頂く。そして何歳になっても希望や夢を 持ってやりたい事をやって、楽しく暮らして頂きたいと思っております。ダンスの魅力というのは計り知れないものがあります。音楽がかかると口ずさんだり体を動かしたくたるのは人間の自然な働きで、歌うこと、踊ること、というのは人間に自然なことだと思います。スタジオにもかざってありますが、If you can walk you can dance, If you can talk you can sing.  歩くことが出来るならダンスは出来ます。話しが出来るなら歌えます。以前にも話しましたが、原住民が日常的に行うことに、歌と踊りは欠かせません。生活の一部です。沖縄の人も人が集まれば踊りだすとよく聞きます。これからも多くの方にダンスを続けて楽しい人生を送って頂きたいです

2017年9月

今回は、私が実践している、身体を楽にすシンプルな方法を2つ紹介します。

まずは、ふくらはぎへ働きかけです。以前にもご紹介しましたように、ふくらはぎは血を送るポンプの役割をする重要な筋肉です。ふくらはぎ伸ばす (刺激を与える)シンプルな方法の1つとして、エスカレーターストレッチがあります。すでにやってる生徒さんもいらっしゃいますが、普段何処かで、上ぼりのエスカレーターに乗る時、片手でつかまりながら両足の土踏まずの辺りをエスカレーターの角に当てます。出来るだけ体重をかかとの方へ置きます。そうすると、かかとがエスカレーターの角より低くなります。角に当てる土踏まずの場所を、何処に置いたら一番ふくらはぎが伸びてるかを感じながら置く場所を変えて下さいたったの10 秒やるだけでもエスカレーターを降りた時の気分はいいはずです。血の流れを良くしたからです。注意してほしい事は、エスカレーターに乗ってるときかかとを上下に動かさないで下さい。反対に、ふくらはぎを鍛えたい人は、かかとを上下に動かして下さい。当然の事ですが、後ろに倒れないようにしっかりと捕まってて下さいね。
もう一つは肩に働きかける方法です。部屋のドアが開いた状態(ドアと天井の間に壁がある場合)の壁の下に立って、立ったまま両手を上に上げて、両手で壁を押しながら、上半身を前に突き出して下さい。10 秒くらいを2回ほどやると肩が楽になります。特に肩が凝る人にお勧めです。
皆さんには、身体を労わって頂きながら、健康でダンスを続けて頂きたいです。

 

2017年8月

 今回は社交婦ダンスの名称についてです。

 まず、社交ダンスは英語で social dance ソーシャルダンスと言います。日本の社交ダンスの多くの教室が、ソシアルダンスと書いてます。Socialとは、社交、社交的などの意味で、社交ダンスは、ペアで組んで楽しむダンスです。そしてsocial dance 以外に、社交ダンスの事を ballroom dance ボールルームダンスとも言います。この場合のball ボールは舞踏会いう意味で、ballroomとは舞踏会を行なう部屋です。アメリカでダンスを経験した私の視点からですと、日本で一般に行われている社交ダンスはボールルームダンスで、JSDCで行っているダンスは、ボールルームダンスともソーシャルダンス(アメリカンソーシャル)とも言えます。ボールルームダンスは、しっかりとホールドして「遊び」のない決まったステップで真面目に踊るイメージですが、ソーシャルダンスはまさにパーティーダンス で、時にはおしゃべりしながら気楽に踊る感じです。

 正式な言い方ですと、JSDCで行っているアメリカンスタイルでは、モダンをアメリカンスムーズ、ラテンをアメリカンリズムといいます。 モダンやラテンという言い方は、昔のイギリスや現在日本で使われているので合わせて使っただけです。

日本で一般に行っている社交ダンスは、インターナショナルスタイルと言って、モダンをスタンダード、ラテンはラテンアメリカンといいます。私のインターナショナルスタイル(インペリアルソサエティオブティーチャーオブダンシング発行)の資格証には、スタンダードではなくモダンボールルームダンシング、ラテンアメリカンダンシングと書いてあります。

また、インターナショナルスタイルは10種目と決まっており、アメリカンスタイルは競技では9種目ですが、JSDCでは世界で流行って皆が興味を持っているダンスを行ないたいので16種類のペアダンスをやっております。 

これからもJSDCと共にペアダンスを楽しんで下さいね。

 

2017年7月

 今回は、視覚障害者とダンスの話しです。早速ですが、私は現在、ふたつの視覚障害者のダンスクラスを担当させて頂いています。ひとつは、11年前から毎週、蒲田の太田区民センターで開講している、視覚障害者と健常者一緒のクラス(明友会)。もう一つは、4年前から新宿の東京都視覚障害者生活支援センターで開講しているもので、こちらは、殆どの方が視覚障害者の人々のクラス(若松会)です。この2つのクラスは私にとって大切なクラスです。こちらのクラスの視覚障害者の方々は、当然ですが、ダンスレッスンの時だけでなく、目が見えないという条件の中で日々過ごされています。皆さん、試しに目をつぶって何かしみてください。驚くほど全く何もできない様な不自由さを感じることは明らかです。現在、若松会の女性が1人、土曜一般クラスに参加されています。渋谷スタジオに来るにも、ガイドヘルパーさんを雇わなければいけません。クラスの皆さんも協力的で、その女性も何の問題もなく楽しくレッスンされています。でも人の行き来の多い渋谷まで来て一般クラスをとるには、かなりの覚悟がいったと思います。現在の私は、目が見え、耳が聞こえ、鼻でにおいが分かり、話ができて、好きな物を食べることができ、体が自由に動き、私の天職であるダンスを中心に毎日を過ごす事ができており、幸せで全てに感謝せずにはおられません。ダンスができるという事は本当に幸せな事だと思います。身体的にできない、仕事に追われて時間がない 、やりたいが教室へ行く勇気がない(特に男性)など、色んな事情があると思います。私も含めて皆さんは、こんなに人を楽しくさせるダンスができて本当にラッキーだと思います。今月729日には、JSDCサマーパーティがあります。このパーティでは毎年、視覚障害者の方々を招待しています。又デモンストレーションもやって頂きます。私は皆さんに、ダンスのレベル、年齢、障害のあるなしなど、全く関係なできるだけ誰とでも気楽に踊って頂きたいと踊っていつも思っています。その為にもアメリカンスタイルはぴったりです。

 ぜひダンスを通して多くの色んな方と交流してみてください。

 

2017年6月

今回は、練習会について。

 

JSDCで現在レッスンを取られている人、又は以前に取られていた人の何人かは、毎月行っている3つの練習会(ラテンナイト、アルゼンチンタンゴプラクティカ、アメリカン練習会)に来られています。

 

やはり練習会に来られている方々を見ていますと、パーティに行っても気後れする事なく、すぐに相手を誘って楽しく踊られています。

 

練習会に参加する事により、、

 

①曲がかかった時に、この曲ではどのダンスで踊るか聞き分けられる練習。

 

②色んな音楽で色んなダンスを踊っている中で、音楽がかかった時にそのダンスのステップがすぐ踏める練習。③レッスンで習ったステップの練習。

 

④踊る相手を気後れする事なく誘いに行く、又は誘われたらちゃんと返事をして相手に合わせて踊る練習。

 

⑤踊りだす場所をすぐ見つけてエスコートしていく練習。

 

⑥誘われた時、踊りたくない場合に丁寧に断る練習。

 

⑦誘った相手のダンスの様子をみながらステップのレベルを少しずつ上げていく練習。

 

⑧練習会によく出ていますと、日頃会わない違うクラスの方々と知り合いになり、パーティなどで誘いやすくなります。やはり一緒に踊ったことのない人や、まして会った事もない人を誘うというのは、中々難しいというのは事実のようです。

 

この様にもっともっと練習会で身につく事があるかと思います。

 

土曜の夜ですから皆さん色んな予定があるかと思いますが、色んな意味でもできるだけ練習会に来られてはいいかがでしょうか。

 

2017年5月

 

ふくらはぎについて

 

 第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎは、生徒さんから聞く、体の中で最も「つる」事が多いところです。つることは「こむら返り」とも言われます。「こむら」とはふくらはぎのことです。ふくらはぎは、下半身から血液を戻すポンプの役目を果たしています。ふくらはぎの筋肉の収縮が血液を送り出しています。

 

 「長生きをしたけりゃ、ふくらはぎを揉みなさい」という本が出てるくらいですので、ふくらはぎの働きは重要視してもいいかと思います。「良い」ふくらはぎというのは、ふくらはぎが柔らかい状態の時をいいます。

 

 野球界のイチロー選手も、遠征試合の時など、常にふくらはぎマッサージ機がスーツケースの中に入っているのを、テレビで見た事があります。私の知り合いも、ほぼ毎日、歯磨きをしながらマッサージ機を利用してふくらはぎを揉んでいます。

 

 ふくらはぎがつった時の対処法ですが、すぐには痛くて何もできないと思います。痛みが治まるのを待ってから、手で足の裏かつま先を持ってつま先をすねの方に近づけるようにして、ふくらはぎやアキレス腱を伸ばすストレッチをする事です。つるという事は、筋肉が縮まっているので、反対に伸ばす事をしてできるだけふくらはぎを柔らかい状態にする事です。JSDCでレッスンを受講している方なら皆習慣的に行っていることです。

 

 特に1時間以上のクラスや練習会などの始めは、ストレッチをしっかり行いますので、ダンスをしている間に脚がつったということは聞いたことがありません。JSDCに来てから、脚がつらなくなったという話もよく聞きます。

 

 ふくらはぎを細くしたいと思っている女性も多いようです。太くなる原因を調べてみますと、まずは、①むくみ。これは血行が良くない状態ですので、ふくらはぎや足裏などのマッサージなどでよくなります。そして、②脂肪、筋肉不足。これはJSDCでダンスをやっていれば解決します。最後に、③筋肉太り、固太り。これについては、①のようなマッサージ、良い姿勢、かかとから歩く、適度な運動、つまりこれもJSDCでダンスをやっていれば自然に治ります。

 

 ふくらはぎを労わって、これからも楽しく健康でダンスを楽しみましょう。

 

2017年4月

 

継続について

 

 この12年、シニアクラスの生徒さんが増えています。初めてのレッスンを数回取られても、ステップが上手く出来ない方が時々いらっしゃいます。

 

この様な方について、ダンスのセンス、運動神経、リズム感などがないなどとは、私は全く思いません。

 

それよりも、自分にはダンスは出来ない、向いてないと思い込まれて、せっかくダンスを始めようと思ってクラスにいらしたのに、続けることを辞められるのではないか、と考えることがあります。

 

ダンスをやりたいと思い立ち、レッスンを取ろうとなった時、勇気が必要だった方は沢山いらっしゃるのではないかと思います。

 

色々なクラスの状況を見てますと、ダンスを続けない人というのは、ステップが全然できない人と言うより、少しの努力でかなり上達するという人達が多いのに気が付きます。

 

また、レッスンを始めて最初の3ヶ月、または半年経ってもあまり進歩がないと感じる方でも、1年続けるといつの間にか基本ステップをマスターして踊っているのです。きちんと、ダンスになっているのです。

 

いつもそういう時、私は感激してしまいます。

 

実際に私は今まで何人もそういう人を見てきました。

 

その時はいつも「継続は力なり」という言葉を思い出します。

 

誰かが、”If you can walk, you can dance.”と言ったように、歩ける人は誰もがダンスはできるのです。プロのように踊れるようになるには色々な要素が必要ですが、歩けるのでしたらダンスができない人はいないと思います。

 

なぜなら人間にとってダンスは自然なものだからと思っています。大抵の人は、パーティーなどで軽く踊れるようになれたらいいな、という程度の目標を持たれるようです。その目標通り、継続してレッスンを取り練習していれば、「誰も」が、パーティーで軽く踊れるようになれるのです。

 

ダンスを楽しむ事ができるのです。

 

やるかやらないか、続けるかどうか、それだけです。

 

皆さん、一生ダンスと付き合って下さいね。

 

2017年3月

女性の生徒さんからよく聞かれる質問についてです。「私はこのクラス出てもいいのでしょうか?皆さんについていけなくて迷惑かけないでしょうか?」

 

殆どの場合、こうお答えします。「はい、大丈夫です。クラスに出て下さい。」始めのうちは、新しいクラスですから色々わからないところや難しいステップがあるかもしれませんが、クラスを続けていくと出来るようになっていきます。自然の流れです。それでも、クラスのペースについていくのがやっと、という方には、時々家でも練習してみてください、とお話します。それでも上手くいかない、でもこのクラスにいたい、とおっしゃる場合は、個人レッスンをお勧めします。そして、他の生徒さんについてですが、あなたがクラスについていけなくても、どなたも迷惑とは思っていません。なぜなら皆さんが同じことをご経験されているからです。とにかく続ける事が大切です。皆さんは何の為にダンスのレッスンを取っておられますか?殆どの方は、楽しいからと健康の為だと思います。その通りです、自分の為です。楽しくて健康にいい事を簡単には諦めないで下さい。他の人は皆さんが思っているほど、あなたの事を考えていません。自分の常識は他人の非常識、と言う言葉があります。上手くなりたいのは素晴らしいですが、もともとの目的を忘れないようにされてください。また、ひとつの事を続けるという事はとても意義がある事だと思います。自分はこれだけはやってきたという思いが、自分の自信に繋がるのではないでしょうか。 「私のレベルでデモなんてやっていいのでしょうか?」 お答えします。「はい、大丈夫です。」出てみたいと思ったら出てください。周りの目を気にする必要は全くありません。何か人に言われるとしたら、それはちょっとした嫉妬(自分も出たいけど出られない)から来ています。何でもどんどん実現していく人を見てください。周りの人と比較したり、他の人の顔色を伺ったりしていません。やりたい事はやってください。お客さんの反応なんて気にしないでください。後は講師と相談して詳細を決めるだけです。

 

20166月に書いたコラム「死期を悟った人が口にする6つの後悔」の5番目が、自分自身の幸せをもっと追求するべきだった。6番目が、自分がした事ではなく、やらなかった事、つまりやりたかったのにやらなかった事です。「できなかった」のでは「やらなかった」のです。

 

ダンスを含めて、やりたいことを楽しみましょう。

 

2017年2月

 

今回はダンスの魅力についてです。

 

皆さん、JSDCで知り合った人とは気が合うな、と思った事はありませんか?

 

また、自然に違和感無くおしゃべりできたいう事はありませんか?

 

ある人曰く、この世界は同じ性質のものが引き合うようにできていると言います。 類は友を呼ぶ、ですね。

 

JSDCにいらっしゃる方は、年齢、性別、仕事、ルックスに関係なく、皆さん明るく、気さくで、自由を求め、オープンマインドで、グローバルな考え、そしてとにかく気が若い、勿論ルックスも若いし美しい。いい人ばかりです。又、皆さん仲がとてもいいです。和を大切にする人達です。

 

ひとつ言えることは、JSDCは、気楽に誰とでも踊れるアメリカンスタイルの社交ダンスをやってる事が大きな理由ではないでしょうか。

 

渋谷プライベートスタジオのミーティングルームのテーブルの上には、世界各地のお菓子がよく置いてあります。生徒さん達が旅行や出張で行った国のお菓子を持って来て下さるからです。

 

生徒さん同士で皆さんお友達になって、よくお茶をしたり飲みに行ったりされてるようですが、意外に皆さんがどんな仕事をやってるか知らないようです。ただ皆さんとダンスを通して色々と楽しみたいだけなんですね。

 

アメリカンスタイルは一般に日本で行われている競技用のダンスではなく、本当に楽しみながら踊るスタイルのダンスで、本当の意味での社交ダンスと言えます。

 

ダンスはコミュニケーションのひとつです。ダンスを通して友達が増え、色々な世界が見れるといいですね。

 

 

 

2017年1月

皆様、新年、明けましておめでとうございます。

 

今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

皆様はそれぞれ抱負があると思いますが、私の今年の目標の1つは、できるだけ皆さんの良いところを見つけてそこについてお話する、ということです。

 

皆さんの素敵なところ、良いところ、以前から変化したところ、など気が付いたらできるだけ言葉で表現したいと思っております。

 

人は皆、自分について嬉しい事を言ってもらいたいと思います。

 

お世辞の様に聞こえる時でさえも、やはり嬉しいものです。

 

また、意外にそれが結構当たっていることもあります。意見するのも時には大事ですが、まず、いい部分を認めることが大切だと思うのです。

 

お恥ずかしい事ですが、私は、時々生徒さんから「もっと褒めて下さい」と言われることがあります。

 

レッスンをする立場にある者が、直す部分ばかりについて言って、認める、褒めるという事を忘れていてはお恥ずかしい話です。

 

私がついこのことを忘れてしまった場合は、私にお知らせ頂けると幸いです。

 

ということで、本年もJSDCとの楽しいお付き合いを宜しくお願いします!