2014年


2014年12月



今回は音楽とダンスについて。

音楽とダンスは切っても切れない仲。歌と同様に、音楽あるところにダンスはかかせません。人間にとって歌とダンスは自然なもの。ダンスは音楽がならないと始まりません。基本的には音楽が変わるとダンスの種類も変わり、その音楽の雰囲気でダンスが作られると言っても過言ではないでしょう。ワルツを踊る時は優雅さ、タンゴはメリハリ、フォックストロットは流れるように、ルンバはセクシーに、チャチャチャは陽気に、サルサはセクシーかつ陽気に、スウィングは楽しく、アルゼンチンタンゴは、気品を持ちつつ、かつセクシー(官能という言葉がよく使われます)にと、踊る時はそのダンスの特徴をしっかりと出して踊って頂きたいです。その為にワルツのライズ&フォール、タンゴのCBM. ラテンのキューバンモーション、サンバのバウンスなどの特別な動きを使ってそのダンスの雰囲気を表現しているのです。ですからダンスをやるには、音楽が非常に重要になるわけで、振り付けなどもその音楽に出来るだけ合わせて作ります。歌詞もできるだけ考慮します。生徒さんからパーティや練習会などで、「今日の曲良かったですね。」レッスンでは「この曲の題名は何ですか?」などよく言われます。できるだけいい曲で踊りたいですね。

ダンスの為に作られた曲ではなく、聞くだけでも楽しめる曲で踊ることができれば、そんな幸せなことはありません。又こういう風に思っていると、自然に音楽にももっと興味を持つようになります。すると人生がもっと楽しくなるのではないでしょうか。


 




2014年11月


今回は、JSDCの特徴についてです。

ご存知と思いますがJSDCJapanSocialDanceClubの略称です。

誰とでも気軽に何処でも踊れるアメリカンスタイルのペアダンスを日本に広めようと活動しています。日本で一般に行われているインターナショナルスタイルと分ける意味でも、ソシアルではなくソーシャルダンスクラブと名付けています。一般に流れる曲で踊れるようになって頂く為にも、アレンジされた社交ダンスの曲でなくできるだけ一般の曲を使うようにしています。踊る時の服装も生徒様やお客様にお任せしていて決まりはありません。

又、できるだけ人々が求めているダンスをやっていきたいので、アルゼンチンタンゴやクイックステップなどのアメリカンスタイル以外のダンスも取り入れています。

忙しく働く日本の人達に合わせて、レッスンにいらっしゃった時だけお支払い頂くという形で入会費もありません。

JSDCで行っているシニアクラス、視覚障害者クラス、ブライダルダンスなどの気楽に身体に合わせられ、狭い場所でもできるのはアメリカンスタイルのペアダンスならではのものです。

ですから、年齢、障害に関係なくして皆さん交わってダンスを楽しむことができます。この事は本当に素晴らしい事だと思います。年齢は聞かないのが西洋の常識となっていますがJSDCにおいてもこのエチケットは普通になっています。ですから年齢を気にしない人が多く、皆さん本当のお年より意識もルックスもかなり若い方が多くいらっしゃいます。多くの人が、痩せたい、適度に体を動かして健康になりたいという理由でダンスに入るようです。JSDCではクラスの初めは体操をします。この体操を毎回繰り返すことによって、体は柔らくなり、筋肉はついてきます。 そしてクラスで怪我をする人がいません。何歳になっても筋肉は柔らくて多い方がいいです。体を動かさないと筋肉は硬くなり落ちていく一方です。筋肉がないと骨が折れやすくなります。

皆さんにできるだけ休まないで、少しでも良いのでダンスを続けて頂きたいです。






2014年10月





今回はパーティでのマナー・エチケットについて。


①服装

JSDCでは服装(ドレスコード)については比較的自由ですが、東宝での新年会、一番オシャレな(男性はこの日はタイ&ジャケット)アニュアルパーティ、アロハや浴衣が似合うサマーパーティ、それぞれのコスチュームでのハロウィンパーティ、赤と白が多いクリスマスパーティなどそのパーティに合った格好をするのはパーティらしいかなとは思います。でも強制ではなくあくまでもその人次第ですし、何よりも先ずパーティに来て頂くのが1番嬉しいです。

このパーティには着て行くものがないと思われるのでしたら、いつもの普段着でも全然構いません。パーティは参加して楽しむ事に意義があるのです。でも、異性の方と踊るので、清潔感がある服装の方がお互い気持ちよく踊れます。


②誘い方

皆さんそれぞれの誘い方がありますが「踊って頂けますか」「お願いできますか」などと一言かけてちょっとスマイルして片手を出せば相手の方は気持ち良く踊って頂けると思います。

基本的に男性が女性を誘いますが、躍りたい方がいれば一度くらいは女性から声をかけてもいいでしょう。女性から誘うのは勇気がいることなので男性は断らない方が良いでしょう。女性は誘われたらなるべく断らない方がいいのですが、同伴で来た場合は別として同じ人に何回も誘われたり、体の調子が良くない時やトイレに行きたい時は丁寧に断ってください。同伴で来られたカップルの1人を誘う場合、よろしいでしょうかと相手の方を誘ってもいいかと聞いてから誘いたい相手に聞いてみてください。JSDCのパーティでは出来るだけ多くの人と踊って頂きたいので11曲のダンスと自然になっているのですが、全く強制ではありません。相手を誘う時、お互いのダンスのレベルについて考える必要はありませんので、出来るだけ多くの人と踊って全員がパーティを楽しんで頂けるようにしたいです。それと口臭が気になる方はミントやガムを口に入れておいてもいいでしょう。


③ダンスフロアで

移動していくダンス(スムーズやモダンと言われる)はラインオブダンス(略してLOD) (時計と反対周り)に沿って踊っていきます。1番大切な事は他のカップルにぶつからない事です。ぶつかった時は丁寧に謝りましょう。躍り終わったら「ありがとうございました」と一言かけると良いでしょう。踊っている時は音楽に合わせてリード、フォローをこなしていればお話ししていても構いません。

とにかく皆さんが気持ち楽しく踊れるようにマナー、エチケットを心得ておいて頂けるといいと思います。


 







2014年9月





今回は、フレッド・アステアについてです。フレッド・アステアはダンスの世界では誰もが知っている往年のスター。タップダンスを中心に歌もピアノもできるミュージカルの映画俳優でジンジャー・.ロジャースとのコンビは「トップハット」を初めとする幾つものヒット映画を生みだしています。他にもエレノア・パウエル.リタ・ヘイワース、シド・チャリシー、ジュディ・ガーランドといったミュージカル女優達などたくさんのスターとコンビを組んでいました。誰もが一度はこの人と踊ってみたいというダンサーでした。


又多くの偉大なダンサー達がアステアから影響され、アステアの作品からヒントを貰って振り付けをしているのがよく見受けられます。


私ごとですが、20歳の時アメリカのデンバーでアステアをTVで見てからダンスの道に入りました。オードリー・ヘップバーンとの共演の映画「パリの恋人」.(Funny Face) での2人の川べりでのダンスシーンを見て、このような人になると私の人生の行く道が決まりました。それからいつもアステアのミュージカル映画を見ていました。そして私はすぐ全く知らないNYへ行きダンスの日々が始まり今に至っています。


フレッド・アステアは「雨に唄えば」のジーン・ケリーとよく比べられますが、2人ともその時代を担うミュージカル映画スターでありますが、ジーン・ケリーはアスレチックな動きに対してアステアはとにかく優雅な動きのダンサーです。


私のNY時代の師であるピエール・デュレインとイバン・マーソーはフレッド&ジンジャーのようだとよく言われたそうです。又JSDCではモダンの方で使っている「アームトゥアーム」というステップはピエールは「フレッド&ジンジャー」と呼んでいました。


アステアはバレエとタップとペアダンスの3つのダンスが中心でやはり私も自然にこの3つのダンスをやってきました。又アステアは歌も抜群で役者としても歳がいってからは幾つかの映画に出ています。


特にペアダンスの世界では今もアステアのペアワークは本当に参考になります。


皆さんも一度はアステアの映画をご覧になってください。


 





2014年8月


~ダンスに誘われない理由~

女性が意外と気づいていない「ダンスに誘われない理由」のひとつ、何だと思いますか?

顔見知りではないから?それもあるかもしれません。疲れていそうだから?またはダンスのレベルの違い?それは殆どないと思います。意外なその理由は「お話中だから」です。

ダンスでは基本的に男性が女性をダンスフロアに誘うのが基本です(もちろん、状況などによってそうでない場合もあります)ので、女性にとっては誘われない時に「待つ」状態に近くなります。その間につい近くの人とお話を楽しむこともあると思いますが、あまり話が弾んでいるようですと、男性はやはり遠慮して他の人を誘うことになってしまいます。女性も男性と踊りたい時は、曲の終わりから次の曲が始まり(ダンスに誘うタイミング)はお喋りは控えるのもひとつの方法です。上手い人、気にいった人と踊りたいと思うこともあるかも知れませんが、是非「まだ踊っていない相手」と踊って出会いや交流を楽しんで頂きたいと思います。

できるだけ多くの人と踊って頂きたいのでJSDCでは1曲でパートナーチェンジと暗黙の了解になっています。毎月の練習会、季節のパーティの情報をお知らせしていますので、お問合せいただき、お気軽に遊びにいらしてくださいね。



2014年7月

音楽とダンスの種類

JSDCでは現在14種類のダンスを扱っていて、皆さん楽しく全て上手くこなして踊っていらっしゃいます。しかも即興です。JSDCでは、楽しく相手に合わせて踊るためにも、一般的に使われる「決まったルーティン」はありません。どんなダンスの技術、どんなレベルの人と踊るか分からないからです。知らない人と踊ることになった時はベーシック、様子を見ながら、簡単なステップからどんどんステップを増やしていくやり方で、とにかく相手に合わせて踊ることがお互い楽しむコツです。

先月のJSDCのアメリカン練習会では、カントリーダンスの一つである「NIGHT CLUB TWOSTEP」を紹介しました。このダンスを知っておくと、色々な場面で使えるのではないかと思ったからです。4拍子のムードのあるゆったりとした音楽で楽しめます。ヒップの動きはいらないですし、組み方も比較的自由です。したがって、音楽によっては、ルンバもボレロもナイトクラブトゥステップも踊れます。

日本の社交ダンスのパーティーでは大体6種類のダンスしか音楽が流れませんから、チャチャの時にハッスル、たまにかかるサンバではサルサ、タンゴではアメリカンでもアルゼンチンでも踊っても構いません。曲によっては、ウエストコーストスウィング、知ってる人はサンバの時にガフィエラでも。とにかく、人にぶつからなければ、その音楽に合っていれば、何を踊ってもいいのです。

LODLine of Dance ○○○のことです)もある程度大事ですが、上手い人はぶつからないように踊ってくれます。そしてある程度のマナーは必要です。

どのように音楽を楽しむかは、いつもあなた次第です。


2014年6月

グループレッスンについて

習い事と言えば、多くの場合「グループ」でクラスが開催されますが、習うものによっては個人レッスンが主体となるものもあります。同じペアダンスの中でも、社交ダンスやアルゼンチンタンゴがそれに当たります。特に競技用の社交ダンスとアルゼンチンタンゴは、テクニックやステップの難度が高い為、又はデモに出演するために個人レッスンを取るという方が多いようです。しかし、生徒さんの意見を伺うと、プロを目指す訳でもないのでテクニックはそこまで必要なく、適度に踊れてパーティに行っても恥をかかない程度に楽しく踊れればいい、と思っている方が多いです。

実際に、楽しくいろいろな人と踊るためには、パーティに参加する前にいろいろな人と踊る事に慣れていた方がいいと思います。人によってダンスのレベルが違いますし、リードやフォローの仕方も違いますし、性格も違いますから異性の扱い方も違います。個人レッスンだけを取っていると、講師としか踊れなくなくなってしまう事になったり、初心者とは踊る気にならないような事も聞くことがあります。パーティ行ったら、誰を誘うか、また誰に誘われるか分かりません。そういう点でも、複数の人と踊る機会があるグループレッスンや練習会に出る事が大切です。また、グループレッスンでは人との出会いがあります。何回か一緒にクラスに出ていると、話す機会も増えてきて、自然に友達になります。結婚まで結びついたケースもありました。

また「上手く踊れないから、グループレッスンでは人に迷惑が掛かる」という人もたまにいらっしゃいますが、全くそのような事を考える必要はありません。皆さん、練習のためにクラスを取りに来ているからです。講師はできるだけ公平に生徒さんを手伝いたいと心掛けています。グループレッスンや練習会に出ていると、顔見知りも増えて、パーティでも誘い、誘われやすいのです。

皆さん、どんどんグループレッスンや練習会に参加しましょう。

 

 

2014年5月

今回はカントリーダンスについてです。

 皆さん、カントリーミュージックをご存知ですか?ウィキペディアには「アメリカ南部で発祥した音楽」となっています。南部と言ってもアメリカにはいろいろな州がありますが、私が思うに牛、馬、羊などを飼っている牧草地があるところのイメージがあります。なぜならカントリーを歌う人も踊る人も殆どがカーボーイハットにデニムシャツにジーンズにカントリーブーツを履いているからです。私も30年前のデンバーにいた頃はそのような格好をしていました。メキシコで買ってきたポンチョも時々着ていましたが。以前、JSDCのブログでも取り上げましたが、私は以前、「日本人風」のメガネとスーツで踊ってミュージックビデオに出演したことがありますが、その曲がまさしくカントリーミュージックです。有名なカントリー歌手のミュージックビデオをテネシー州ナッシュビルの牛の競り市の場所で撮影しました。周りは牧草地でした。

 さて、カントリーミュージックで踊るダンスというと、2種類あります。

ひとつは、よく私がパーティーで行うラインダンス。もうひとつは、男女が組んで踊るカッブルダンスです。NYのベアダンスのクラスのプログラムには、サルサやタンゴと同じように、カントリーダンスも少し開講されていました。私も何回か受講したこともありますし、デニム&ダイヤモンドというカントリーのダンスクラブに、ジーンズを履いて何回か行って踊った覚えもあります。そこではラインダンスとカッブルダンスを交互にやっていました。ラインダンスを23回やると次の振付に変わってしまうので、全くそこのラインダンスを知らない私は着いていけなかったのを覚えています。今ではいろんな曲で踊るらしいですが(実際2月に主催したアメリカンベアダンスフェスティバルではカントリーダンスのレクチャーではミュージカルの曲を使っていました)、本場の テキサスやナッシュビルなどへ行くと、カントリーミュージックで踊っていると思います。カントリーダンスの主になるダンスは、クィック、クィック、スロー、スロー、のタイミングで踊るツーステップという名前のダンスです。このダンスはラインオブダンスに従って進んでいきます。他にナイトクラブツーステップが有名です。日本ではラインダンスをやる人は多いのですが、カッブルダンスの方は殆どやっていない状況です。現在私は縁あってカントリーのカッブルダンスを広めたいと活動を始めました。機会があれば、皆さんもぜひトライしてみてください。

 

 

2014年4月

 

左右の脚の長さについてです。 

程度の差こそあれ、殆どの人は脚の長さが左右で違います。ズボンの丈を合わせた時に左右の長さが違っていたり、靴底の擦れ方が違っていたり、座っている時に膝の高さが違っていたり、生活の中で気づく事が度々あるかと思います。6割の方が、右脚が短くなっていると言われています。

 体を安定して支えるために、本来、底辺である脚には左右の長さに違いがないのが理想といえます。ところが、実際には数ミリ~数センチと個人差はあるものの、殆どの人が左右差を抱えているそうです。その多くは、成長過程、または成人してから後天的に生じるケースで、具体的には骨盤の歪み・偏平足や開帳足による足アーチの崩れ・脚の湾曲などが原因となっています。体に負担のかからない程度の差であれば問題視する必要はありませんが、左右の長さの違いは、膝痛、股関節痛、腰痛、肩コリ、首痛など体のトラブルとして表れる恐れがあります。左右のバランスが崩れ、それを補うために体のいろいろな個所に負担がかかるのです。

 特に、骨盤の歪みの影響は大きいそうです。骨盤は身体の中心にあり土台となる大切な骨で、これが歪んでいると、他の骨も歪んできて色々な症状がでてきます。骨盤が歪んでいる簡単な目安には、イスに座ると足を組みたくなる、腰の高さが違う、スカートが回る、腰がだるい、などがあります。日常生活での原因として、カバンなどを同じ肩にかける、ハイヒールや踵が高い靴などをはく、片足に重心をかけて立つ、椅子に座って足を組む、椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかるようにして座る、などです。

 土台となっている骨盤が歪むと、姿勢が悪くなります。背骨が歪んで、猫背になります。また、ストレートネックにも関係してきます。骨盤が歪むと様々な症状が現れます。内蔵機能の低下、便秘、・血流障害、リンパ液の循環不良(特に腰)、生理痛、生理不順、難産になりやすい、不妊症になりやすい、腰痛、ぎっくり腰など。

 予防は、足を組んで座らない、椅子に深く腰かけて背筋を伸ばす、同じ姿勢が続いたら立ち上がってストレッチ等をする、同じ姿勢のままでいる時間を極力減らすようにする、同じ場所に同じ方向で座っている場合は、たまに位置を変えてみる、テニス、ゴルフ、野球など体を捻ったりするスポーツを行っている方は終わったあと逆の動き(スイング)を数回するなど できるだけ骨のゆがみは直して気持ちよく踊りたいですね。

 

 

2014年3月

日本の社交ダンス人口について

日本で1番人口の多いダンスのジャンルは社交ダンス、日本は、世界でも社交ダンス人口が最も多いとのこと。日本の社交ダンス人口は、現在約200万人と言われています。東京と大阪だけで毎月2500件以上のダンスパーティが行なわれていると言われています。この情報だけでも、日本でどれだけ社交ダンスをしている人が多いか分かります。

 しかし、西洋と違って、男女が組んで気軽に踊ることが日常的なものではないことや異性と(家族の中でさえも)スキンシップが少ないことから言うと、違う見方が出来ると思います。音楽がかかると気楽に何処でも「踊ろうか」と言う流れにはなりません。社交ダンスを皆がやってるパーティなら皆さん踊ります。しかし、パーティでダンスフロアがあっていい音楽がかかっても、何でもいいから踊ってくださいとはいかないのです。私はウエディングやいろいろなパーティでお客さんを楽しんでもらう為にインストラクター役で頼まれて行って、「さあ皆さんでダンスをやってみましょう」と何度も誘ってもしばらくフロアに出てくれなく焦った経験が何度もあります。

 日本の人達は無類の恥ずかしがり屋です。フロアに来て一度踊ってしまえば、ダンスがいかに楽しいものか体感するのであとは問題ないのですが。いろんな人に聞いてわかった事ですがダンスをやってみたい人はたくさんいて、誰かが優雅に軽く踊っているのを見て、憧れる気持ちは沢山あるのです。しかし、実際にダンス教室に行くまでの所で躊躇してしまうのです。一緒に行く友達でもいたら別ですが、なかなか勇気がいるものです。背中を押す人が必要なようです。背中を押して差し上げる方が周りにいらっしゃいますか?

 

 

2014年2月

最近特に、アメリカンスタイルを日本に広める役割を感じます。

 ダンス未経験の方で、社交ダンスを習いに日本にある社交ダンスの教室に行って「苦い経験」をした後に、JSDCにやって来る方が多いからです。又、「もう背中をそるのに疲れた」という方も時々いらっしゃいます。

 よく言うことですが、競技用(インターナショナルスタイル)は、一般的に、パーティーや軽く何処でも踊る為のダンスではなく、競技会(点数を競います)で踊るダンスです。したがって、最初の段階からレベルの高いテクニックが要求されるステップを習う事になります。それだけのステップをこなすだけの「基本のステップ」をその前までにこなしておかなくては無理があります。その基本のステップをこなしている間に体の筋力や柔軟性ができ、ホールドができる筋力もできてきます。始めから競技用のステップをするには無理があり、ステップを覚えることは何とかできても、中身が全く理解できないので応用までいかないのです。

 同時に、音楽を聞いて楽しむところまでいかないことになります。アメリカでは誰もがアメリカンスタイルを始めてダンスの基本・ダンスの楽しさを味わってから、何年か後に競技用を習いたい人だけが行います。日本にはアメリカンスタイルがなかったので仕方ないのですが、「社交ダンス」にトライして断念した人はかなりいるはずです。とても残念です。

 これからもダンスの楽しさを知って貰う役を果たしていきたいと思います。

 

 

2014年1月

今回は前回の続き「JSDCの特徴について」です。

③グループレッスン中心

 アメリカンスタイルの特徴の一つは、グループレッスン中心です。他の習い事と同じようにレベルを幾つかに分け、習う人は自分のレベルにあったクラスを受講します。もっと集中的にとか個人的に習いたい人は個人レッスンを取ります。グループレッスンで受講していくと、常にパートナーチェンジをして相手に合わせて踊りますから色々な人と踊る事に慣れます。そして男性と女性のダンスにおいての役割りの違いがよくわかり相手の事を思いやる気持ちが出てきます。ですから自然に同性も異性も友人ができます。

④リーズナブルな料金

 JSDCではニューヨークで多くのスタジオがやっている料金制度と同じようにしています。まず入会金はありません。仕事や色々な事情で毎週同じ時間に通う事ができない人も多く予定が立たない人には1回毎に現金でお支払い頂き、クラスを取る回数によって期限はありますが10.20.30回券と、取れば取るほどリーズナブルな料金になっています。多く取る人は取り放題のフリーチケットもあります。これはかなりお得です。

⑤踊れる場が多い。

 アメリカンスタイルは日本で一般に行なわれている競技スタイルのワルツ、タンゴ、ルンバ、チャチャなどの同じ種類のダンスはありますがステップは少し違います。又JSDCでは競技スタイルにないサルサ、ハッスル、ボレロ、メレンゲ、そしてアルゼンチンタンゴもやっています。又競技スタイルにはあっても、一般のパーティーでは余り踊られないウィンナーワルツやクイックステップもJSDCの人達は喜んで踊ります。ですのでJSDCの人達が全てのダンスを楽しめる場が必要となります。それでJSDCでは、ラテンナイト、アルゼンチンタンゴプラクティカ、アメリカン練習会の3つを毎月行っています。他に東宝ダンスホールでの新年会、バレンタイン、アニュアル、サマー、ハロウィン、クリスマス、などのパーティー、そして温泉ダンス旅行などたくさんのイベントを行っています。