ダンスシューズについて

ダンスシューズについて時々質問を受けます。女性のシューズについては、JSDCでの種目である、モダン、ラテン、アルゼンチンタンゴを中心で考えると、足を包み込むように出来ているモダンシューズ、指先や足を出しているラテンシューズ、ヒールが8~9センチと高く、それが滑らないように出来ているアルゼンチンタンゴのシューズがあります。どんなシューズでも踊ることが出来ますが、ダンスシューズはダンスが目的ですから、一般のシューズより軽く柔らかく出来ています。入門クラスでは動きも小さくターンも少ないですから、ダンスシューズでなくても踊れると思いますが、初級からクラスが増えて来ると、ダンスシューズに変えられると踊りやすいのはもちろん、他の靴を傷つけなくてなくてすみます。シューズは6,000円~12,000円くらいで買えます。ダンスを始めて月日が経ち、クラスの数が増えると、ダンスが上達するのはもちろん、体も引き締まり、体力も付いてきます。体にいいことが多いとはいえ、たまに伺う心配な症状は女性に多い外反母趾です。親指の付け根あたりが少しずつ外へ出てきます。私自身も両足がかなりの外反母趾になっています。人によっては痛みが大きくなることもあります。社交ダンスの場合、親指の付け根の下の部分あたりを床に強く押し続けることが多いので外反母趾になりやすいようです。高いヒールも足の裏にアンバランスな負荷を与えていると考えられています。パーティなどでドレスを着て、ハイヒールを合わせる時は別として、日々や毎週のレッスンではなるべく負担の少ないシューズを履くこともひとつの対策です。何よりも皆さんにダンスを長く続けて頂きたいので、足に無理のないように楽しんで下さい。外反母趾には足裏のマッサージも効果的だそうです。